映画・テレビ

SUPER 8 を観てきた

未知との遭遇+スタンド・バイ・ミー+原子怪獣現る?

なんせJ・J・エイブラムス監督・脚本・製作だから、派手なVFXはばりばり使われてますけど。
SFというか、異星人もの(そんなジャンルある?)を期待して行くと肩すかし食らうかもしれないですね。

冒頭でスリーマイル島の原発事故がTVから流れてたので、1979年が舞台ですね。ウォークマンがまだ珍しかった頃。
微妙にノスタルジーを感じさせる年代を選んだところが上手いな。この辺は1作目の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でも感じたけれど、時代設定って大事だわ。

主人公ジョーの趣味がプラモ作りってところで個人的に思い入れ度2割増し(笑)。

子供たちの演技も達者だったなあ。
脚本の功績だろうけど、それぞれちゃんとキャラが立ってて、各人に活躍の場が用意されてる。

エイリアンは出てくるし、戦車もバカすか大砲撃つけれど。
あくまで幼馴染とのちょっとした冒険や友情、初恋の甘酸っぱい思いとか。そっちが主旋律ですね。
ひと夏に色々な経験をして、少年が少しだけ大人になって終わる…。そんな感じの映画でした。

DVDで「キック・アス」を観た!

うん、面白かった!…でも微妙!

劇場で観るつもりが気付いたら公開終了といういつものパターンで、DVDの発売にも気付かないていたらく。
おすすめありがとうAmazon。さすが私の趣味をよく判ってらっしゃる。

幸福な映画「ギャラクシー・クエスト」をこよなく愛するヌルヲタの私にとっては、微妙にしこりが残る作品と言えそうです。

スーパーヒーローに憧れる平凡な高校生デイブが、頑張ってるうちに本物のヒーローにという…なんかもうあまりにもテンプレと言うか身も蓋もないベタベタなプロットが素敵でしょ。

とは言え、意外に黒いんですよこの作品。ちゃっかり結構きつい毒が仕込んであります。
これ、ブラック・ユーモアなのかなあ?
まぁその暗黒面は主にヒット・ガールとビッグ・ダディという親子コンビが引き受けてるんだけど。
ビッグ・ダディ(ニコラス・ケイジ!)なんて、ぶっちゃけ妻の復讐を娘に手伝わせるオヤジですから。かなり高レベルな鬼畜ですよ。ニコラス・ケイジは本当にこの手の“ほんのり狂った人間”の芝居が凄い。
そしてその父ちゃんに戦闘の英才教育を受けた娘のヒット・ガール(クロエ・グレース・モレッツ)の健気さには思わず惚れそうになりますね。愛する父親を1ミリも疑わずに「敵」をざくざく殺しちゃいます。
この2人のダーク・ヒーローはとても魅力的なんだけど、こっちに深入りしてあまりシリアスに描写しちゃうと、別ジャンルの作品になってしまうしなあ。

映像ではさらーっと流しちゃってるけど、ヘタレ主人公のデイブだってストーリー中4人も殺してるんだぜ良いのかおい(相手は犯罪組織の人間だけど)。

この辺りは当然確信犯な筈なので、監督・脚本のマシュー・ヴォーンの次回作が楽しみですね。
ユーモラスな作品を撮るのか、はたまたダークでシリアスな作品を作るのだろうか。
それまでこの監督さんの評価は保留(笑)


ブラック・スワンを観てきた!

観てきましたよ「ブラック・スワン」。前後に女性2人組、左右にカップルという超アウェー環境の中で。有楽町東宝シネマズ。平日の最終回で入りは7割くらいかな。
最初から最後までおっそろしい緊張感。観終わってどっと疲れたよ。あんなに"痛い"シーンがあるなんて思いもよらなかった。思わず指先を握り締めちゃったりして。
これはサスペンス・ホラーだったんだね。勝手に「ガラスの仮面」みたいなストーリーかと思ってたから余計怖かった。はー...。

ナタリー・ポートマンは大熱演。なるほどアカデミー賞で主演女優賞を受賞するだけのことはある。けど、もうすっかり大女優の彼女じゃなくて、主役のニナを無名の新人が演ってたらまた面白かっただろうな。映画そのものが劇中劇なので、キャスティングも同じ構造だったら更にメタフィクションとして虚実入り混じったカオスになったかも…とか。

カメラワークとサウンドエフェクトが凄かったな。
冒頭のワンショット(に見える)ダンスシーンや、オーディション中の稽古場(鏡だらけなのにカメラが映らない!)でのグルグル回り込むドリーショットは凄まじい。どうやって撮ったんだあれ。
終始ポートマンにピッタリ寄り添ったカメラのせいで、否応なくニナの感情に巻き込まれる。強調された彼女の「はぁはぁ」という息遣いとあいまって、観ているこっちまで追い詰められる感じ。

監督は「レスラー」のダーレン・アロノフスキー。「レスラー」も自滅していく男(ミッキー・ロークが良かった!)が主人公だったけれど。
確かに物語の構造は今敏の「パーフェクトブルー」によく似てる。パクリとまでは言わないけれど、影響を受けているのは確かだろうな。

いや面白い映画だったけど、なにしろ疲れた(笑)。

劇場版マクロスF サヨナラノツバサ を見て来た

昨夜豊洲のららぽーとで見て来ました。
前編「イツワリノウタヒメ」が正直いまひとつぐっとこなかったので、どうしたものかと思案していたのですが。監督が前後編で構成したのなら、両方ちゃんと見ないとなにも語れないよなあと。
結果、大正解。
マクロスの三題噺(ハイスピードメカアクション・歌・三角関係)をこれでもかと凝縮した密度の高い115分に仕上がってます。
なるほどこれは「マクロス全部入り」だわ…と、納得の仕掛けがあちこちにちらっと出てきて、シリーズにずっと付き合って来たファンとしては嬉しい限りです。まさかイサムがあんなところであんな登場の仕方するなんて思わなかったよ(笑)。
トルネードパックのデザインには萌えなかったけど、デュランダルはよかった。前進翼スキだし。やっぱり飛行機は雲引いて飛ぶと格好良いよなあ。
シェリルとランカのLIVEシークエンスもそれぞれに素晴らしかった。昨日Twitterでも呟いたけど、間違いなくサントラ欲しくなるねー。ブルーレイも出たら買おう。


スカイ・クロラは押井版「紅の豚」なの?

そろそろ公開が終わろうというこの季節、ようやく行って参りました。「スカイ・クロラ」。
「あら押井さん、ずいぶんわかりやすい映画つくったなぁ…」と思いつつも、良くも悪くも「押井守の映画」以外の何ものでもない感じですね。

冒頭のレシプロ機によるドッグファイトは圧巻。スカイウォーカーサウンド謹製のサウンドと相まって凄い迫力です。滑り込みで映画館に観に行けて良かった。ジェット戦闘機×ミサイル同士じゃ、お互いを視認する前に戦闘終了ですから、“主役”にレシプロ機を据えたのは正解。眼がついていく状態で観戦できます。…あれ? これって、「『ショーとしての戦争を必要とする世界』という映画を楽しむ我々観客」というメタフィクションの状況ができ上がっていてちょっと面白い。

押井監督がミリタリーマニアであることは有名ですが、なんか、そういうフェティッシュなこだわりが全篇に漂う映画でしたね。宮崎駿監督ほど趣味性を爆発させるのが気恥ずかしかったんで、無理矢理世界観を構築したようにも見えましたね。宮崎さんほど“飛翔の快感”を感じる映像ではなかったのが惜しまれるところですが。

エンドクレジット後のカットを観て、「あー… ビューティフル・ドリーマーだったんだ」と思っちゃいました。“円還構造”、あるいは“閉じた世界”に対するこの偏愛っぷりはいったいなんなのでしょう。

こういう作家性の強い監督の作品は、批評家や研究者からは愛されるだろうけれど、一般受けはしないだろうなぁ。興行的にはどうがんばってもポニョにかなわないでしょう。でもDVDは売れそう。
なんか、海外メディアの評価などを眺めていると、北野武監督に近いものを感じます。同じアニメ畑で言うと、今敏監督とか。

『ダークナイト』がただごとではない

★★★★★

昨日めずらしく早く退社できたので、会社帰りに話題の映画『ダークナイト』を見てきました。
噂に違わぬ傑作で、しばし絶句。冒頭からずっと、ただならぬ気配と異様な緊張感につつまれた映画でした。

バットマンの立ち位置はもともとグレーゾーンな訳で(劇中では“自警市民”と呼ばれています)、「法で裁けぬ悪人を懲らしめる」という大義名分も、「では“悪”とは何だ?」という相対的なクエスチョンの前では色あせて見えます。
先日『GALACTICA』のエントリーでも書きましたが、やはり9.11テロとそれに続くイラク戦争がアメリカ社会に与えた影響は大きかったのでしょう。「“敵”にも正義があるのだ」ということを知り、無邪気に“自らの正義”を信じられなくなったアメリカという国の苦悩を感じました。
そうかといって、哲学的な小難しい映画にせず、きっちりエンターテインメントとして成立させたクリストファー・ノーラン監督の手腕は見事という他ありません。バットマンとジョーカーは表裏一体、どちらに転ぶかは紙一重の差しかないのだ、と観客が気付く頃にトゥーフェイスが登場!…と、心憎い演出もあったりして。うーん、上手い!
新登場のバットポッド(バイク)もイカしてました。あんなにぶっといタイヤで曲がれるとは思わなかったけれど、格好良く走ってましたよ。
ジョーカー=ヒース・レジャーの、(まさに)鬼気迫る演技に話題が集中しがちですが、主役・バットマン=クリスチャン・ベールも負けじと陰影に富んだ芝居を見せてくれたように思います。なんせ『アメリカン・サイコ』の主役のひとですし(^_^;)

『GALACTICA』があまりに素晴らしいので悔しい

★★★★★

往年のB級スペースオペラ(あえてこう呼ぶ)を“リ・イマジネーション”した新作。旧作の能天気な作風とキッパリお別れして、シリアスでハードな本格SFドラマに生まれ変わってます。激しくオススメ!

あちらこちらに9.11テロの後遺症を感じさせる展開があり、まさに現代のアメリカにしか作れないドラマといえるでしょう。個人的に、米のTVドラマが決定的に変化したのは『ER』以降だと思っていますが、本作はそのドラマ新時代が“SF”というジャンルにも及んだと感じさせるに充分な出来映えです。いくつものサブ・ストーリーがスピーディーかつ重層的に絡み合い、骨太なエピソードを紡ぎ出す様は、アメリカ・ドラマ界の底力を見せ付けられた気分。 あぁ面白い! あぁ口惜しい。

スタッフが「ドキュメンタリーの手法を持ち込んだ」と語る通り、手持ちカメラによるブレた映像や、ズームレンズ、表情アップの多用が緊迫感の演出に一役買っているようです。映像表現、演出方面を志す方にとっても非常に参考になる作品だと思います。

CGパートは、これがTVシリーズなのだろうか、と疑ってしまうほどのハイ・クオリティ。無音に近い宇宙空間の描写、さらにアポジモーターを吹かしながらの空間戦闘など、SFファンとしては「こんなシーンが見たかった!」と夢見た演出が続出。充分に科学的知識を持った脚本家と演出家の存在、バックヤードスタッフの充実振りを感じさせます。あと足りないのはライブ・パートでの無重力表現くらいですが、これはもう、いくら予算がかかるかわからないので“ファンの納得力”を発動させて解決しましょう。

『宇宙戦艦ヤマト』を観て胸を熱くした先輩方、『機動戦士ガンダム』でリアルな戦争を考えた我々世代。そろそろ組織の中でプロジェクトを動かせるポジションにいるんじゃないでしょうか。もういい加減、日本で“大人が夢中になれるSFドラマ”を作りましょうよ。

ドロッセルが可愛い…

東京MXでリピート放送中の「ファイアボール」。公式サイトによれば、“2体のロボットによる他愛ない日常会話”の物語です。…なのですが、近年稀なほど面白い作品なのですよ! というか、これほど笑えた作品は久しぶりでした。

以下、《シーズン1》の各エピソードタイトルですが
Episode  1「その水棲動物を見よ」 (メルクール歴48650年)
Episode  2「9:25」 (メルクール歴48666年)
Episode  3「イルカが飛んだ日」 (メルクール歴48682年)
Episode  4「セントエルモの火」 (メルクール歴48690年)
Episode  5「前頭葉の悪魔」 (メルクール歴48698年)
Episode  6「ゆるぎないこころ」 (メルクール歴48714年)
Episode  7「プロフェシー」 (メルクール歴48730年)
Episode  8「座面の猿」 (メルクール歴48746年)
Episode  9「バタフライ」 (メルクール歴48754年)
Episode 10「終着駅」 (メルクール歴48762年)
Episode 11「侵入者たち」 (メルクール歴48778年)
Episode 12「虚像の眼」 (メルクール歴48786年)
Episode 13「夢の生まれる場所」 (メルクール歴48794年)
未見の方にはなんのこっちゃという感じでしょうが、これ、実は144年間にわたって繰り広げられた壮大な“他愛ない日常会話”だったのですね。おぉなんとくだらない、いや素晴らしい。

脚本家のセンスもさることながら、“音って重要だなぁ”と思いました。ちょっとした仕草にぴたりとはまった効果音は、とても気持ちヨイのです。
スタッフさんたち、みなさん良いお仕事なさってます。ありがとう、とても楽しませていただきました。

DVD化を激しく希望。その際はぜひドロッセルお嬢さまのfigma同梱で!

仮面ライダー THE NEXT

公式サイトが立ち上がってました。今回は“第3の男”登場ですって!

前作の『仮面ライダー THE FIRST』が、正直ツライものだったので微妙な気分ですが、出渕裕氏によってリファインされたデザインは見事にツボです。さすが、ヲタ心をわかっていらっしゃる。
監督も前作の方とは交代したようですが、脚本家は同じ。…う~ん。

公開は2007年の10月27日だそうです。

ダイハード

★★★★★

先日WOWOWにて放送されていたので、エアチェックしたものを視聴。ロードショー公開されたとき劇場まで観に行っていたので、モチベーションはそんなに高くなかったのですが…。

いやー。ブルース・ウィリス、髪の毛ふさふさだわぁ。日本企業がバブルでブイブイ言ってた頃の話だわぁ。…とかいう感慨は置いといて、「こんなにも完成度の高い娯楽映画だったのか!」とびっくり。映画製作者のための教科書みたいな作品ですね。充分に練りこまれた脚本、時間経過と共にエスカレートしていく対決の構成、抜群の編集などなど、なにしろ凄いの一言です。
孤立無援のヒーローVS悪玉集団の対決という単純な骨組みに、強気なヒロイン、男同士の友情、無能な上司、事態を悪化させるお調子者、カー・クラッシュ、銃器へのこだわり、そして爆発!など、およそこの手の作品に不可欠な要素はすべて網羅という気前の良さ。なおかつ冒頭でさりげなく&印象的に配置した伏線をことごとく回収してみせる手際の良さ! 「さりげなくかつ印象的に」って、凄く高度な技だと思うのですよ。

つくづく、う~ん…良い仕事してしますなぁ。

2015年8月
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