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スカイ・クロラは押井版「紅の豚」なの?

そろそろ公開が終わろうというこの季節、ようやく行って参りました。「スカイ・クロラ」。
「あら押井さん、ずいぶんわかりやすい映画つくったなぁ…」と思いつつも、良くも悪くも「押井守の映画」以外の何ものでもない感じですね。

冒頭のレシプロ機によるドッグファイトは圧巻。スカイウォーカーサウンド謹製のサウンドと相まって凄い迫力です。滑り込みで映画館に観に行けて良かった。ジェット戦闘機×ミサイル同士じゃ、お互いを視認する前に戦闘終了ですから、“主役”にレシプロ機を据えたのは正解。眼がついていく状態で観戦できます。…あれ? これって、「『ショーとしての戦争を必要とする世界』という映画を楽しむ我々観客」というメタフィクションの状況ができ上がっていてちょっと面白い。

押井監督がミリタリーマニアであることは有名ですが、なんか、そういうフェティッシュなこだわりが全篇に漂う映画でしたね。宮崎駿監督ほど趣味性を爆発させるのが気恥ずかしかったんで、無理矢理世界観を構築したようにも見えましたね。宮崎さんほど“飛翔の快感”を感じる映像ではなかったのが惜しまれるところですが。

エンドクレジット後のカットを観て、「あー… ビューティフル・ドリーマーだったんだ」と思っちゃいました。“円還構造”、あるいは“閉じた世界”に対するこの偏愛っぷりはいったいなんなのでしょう。

こういう作家性の強い監督の作品は、批評家や研究者からは愛されるだろうけれど、一般受けはしないだろうなぁ。興行的にはどうがんばってもポニョにかなわないでしょう。でもDVDは売れそう。
なんか、海外メディアの評価などを眺めていると、北野武監督に近いものを感じます。同じアニメ畑で言うと、今敏監督とか。

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